迷宮のドラゴン その2
ネタ切れ漫画断末魔の叫び
あまりにひどいストーリーのため 原作者をつける意味はあったのか? という本質的な疑問がとめどなく湧いてくる「迷宮のドラゴン」、2巻でますます迷走を極めていきます。地軸を逆転させて地球を滅ぼす最終兵器ガウスや、その後の世界に救世主として君臨しようとするベニハナ建設の野望など、割とどうでもいい情報は省きつつレビューしていきましょう。
孤独の勇者竜二に心強い超人仲間ができました。雑な紹介のされ方からして死亡フラグ立ちまくりです。微妙に統一感のないネーミングもポイント。こいつら本当に役立つんでしょうか。
愉快な仲間5人は期待を裏切らないクズっぷりでした。足引っ張りすぎ。引き立て役にすらなれない彼らは、登場第2話で全員死亡します。何しに来たの?^^;
戦闘の描写は一向に上達の兆しを見せぬまま
思念波→敵破裂
の超ワンパターンに陥ります。手マン女に至っては出現5ページ目で炸裂です。作者が登場キャラに微塵も愛着を持っていない証拠といえるでしょう。
最終話。驚愕のコピペ芸が披露されます。見開きで5回! 背景への流用を通算すると7回! 漫☆画太郎でも助走をつけて殴るレベルです。ここまで開き直られたら、私は何も言えません。
安定の爆発オチで形だけの第一部完です。俺たちの戦いは始まったばかりだ!
☆おまけ 名シーン集☆
ギャグとしか思えない目潰し攻撃。
「見当違い」の反転誤植は強烈です。「のようで」「ものでする」……日本語でおk。
怪人自ら包帯で手当しています。なんか間抜け。
まだまだツッコミどころはありますが、一つひとつ取り上げていくことはできません。むしろ、全ページがツッコミの対象です。みなさんもぜひ峰岸とおるという迷宮へ分け入り、その魅力を肌で感じていただければと思います。古本屋で見かけたら手にとってみてください。
その1
(出典)「迷宮のドラゴン」全2巻 原作:川上ケイ 作画:峰岸とおる 日本文華社 1990
(参考文献)「マンガ地獄変」植地毅、宇田川岳夫、吉田豪、他著 水声社 1996
〈ブラック・ホール作家、峰岸とおるの脱力肉弾モノ『迷宮のドラゴン』〉ボンチャン執筆
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