ヒヤリハットガール
あ…あの私ドキドキハットな気分です
とある謎工場のヒヤリハット。
ああ、この既視感は進研ゼミですね!
ヒヤリハットについて聞き慣れない方もいるかと思うので少し補足しておくと……。
まずヒヤリハットとは「ヒヤリとする」「ハッとする」の略語(造語?)です。
労働災害が発生するその裏には無数の「ヒヤリ」「ハット」が存在します。
労災には至らなかったが一歩間違えば事故につながっていたリスク、それがヒヤリハットです。
詳しいことを言えば「ハインリッヒの法則」なども出てきますが、その辺は賢明な読者とグーグル先生にお任せします。
1匹ゴキブリがいれば30匹のゴキブリが潜んでいるという、あの例えみたいなものと考えてもらえれば大丈夫です!
ご覧ください、この下手くそな構造物と謎のギミックを見た時点で期待度はMAXですが、とりあえず労働災害が発生してしまいます。
佐倉は難を逃れましたがイケメン主任の高林は……。
ヒヤリハットの前に労災きちゃったよ!
細かいのですが「チーフ主任」ってなんか間違ってませんか?
佐倉は、職場の安全活動が徹底されていないのでは? とミーティングで問題提起します。
お節介で厄介者な主人公の鑑ですね。
「チーフ主任」も怒っているぞ!
しかも高林主任なのか高杉主任なのかはっきりしないのですが……。
→当時公開されていたマンガでは誤植がありましたが、動画では直っていました。
佐倉の呼びかけに賛同者が現れ始めました。
しかしどいつもこいつも、
「これみんなヒヤッとするような危険に目にあった時の傷なのよ」
「ワシもあるで 名誉の負傷なんてものじゃないが」
それ労災ですから!
事故起こってますから!
日常的に労災が起きてるこの職場、ヤバイぞ……。
職場のヒヤリハットをせっせと報告する佐倉。
ゼロ災日数も継続している!イイネ!
ゼロ災日数とは……
労働災害ゼロ日数の略。最後に労災が起きた日を起算として、日々更新していくもの。安全意識の高い職場では、ゼロ災旗とともに日めくりカレンダーのようにして掲示している。
工場にもどこか和やかな雰囲気がもどりかけてきたその時……。
あ~あ起きちゃったよ……。
ベテランの並木さんがやらかしました。
何気なく描かれていますが、労災が繰り返し発生するのはとんでもないことです。
おばちゃん落ち着き過ぎだろ……。
順調にゼロ災害をぶっ壊していましたが、高林主任が帰ってきました。
え、なにこの胸キュンは……。
~半年後~
え、なにこの展開は……。
~2年後~
うーんこの雑な後半。
全編通して、ヒヤリハットの定義は曖昧なまま突っ走ったところにむしろ爽快感すら覚えるエンディングです。
細かく指摘しませんでしたが、背景がド下手なのでそれだけでも一見の価値アリです。
そう、この漫画は無料閲覧OK!
フルボイスの動画もあります!
声豚なら特定余裕ですよね……?
(出典)
安全衛生啓発マンガ ヒヤリハットガール|(社) 安全衛生マネジメント協会
作者不明