わら人形ショッピング(牧原若菜)
わら人形、足りてますか?
ちゃおホラーコミックスの巨匠、牧原若菜が丑の刻参りを描くとこうなる!
かなと樹(いつき)は幼稚園からの幼なじみ。
ポニテを引っ張られたりしててすごく楽しそうです。
「くやしーケド、好きなんだよね☆」
甘酸っぱくていいゾ~。
お約束ですが、都会っぽさのあるかわいい女の子が転校してきます。
樹はというと……あっ(察し)。
キラキラした目で見つめるあたり、完全に惚れてますね。
樹と清香は早速いい感じになっているようです。
この女同士のせめぎあい、牧原若菜は小憎たらしい女を描くと本当にうまい。
そんな折、かなは深夜の怪しげな通販で究極の癒やしグッズを発見します。
もう届いたんですか!
わら人形じゃないすか!
やだー!!
作ってる間に気づけよ……。
そうこうしてる間に、清香がかなの恋心を逆撫でしたりして着々と侵攻してくるわけですが、もう大丈夫!
打ち込めばいいんだもん!!
究極の癒やし、それは呪いだ!!
髪型、かわいくない。
コーン♪
声、耳障り。
コーン♪
とりあえず、むかつく。
コーン♪
恐らく、かなの女心には少しも気づいてない樹くんが付き合ってる宣言をしてしまいます。
これはいつもより気合が入りますね!
しかし……!?
あの変なやつ、捨てといたから。
見かねたお母さんがわら人形を処分していました。
すごく気まずそうに入ってくるところが辛いですね。
わら人形が無くなった……。一体どうすればいいのか。
あ、そうだ!
手作りもなかなかいーわね♡
わらが無いなら、タタミを使えばいいじゃない。
守りたい、この笑顔。(終)
(出典)「呪われた心霊ゲーム」より 牧原若菜 ちゃおホラーコミックス 小学館 2008